「あやうく一生懸命生きるところだった」を読みました。
著者は40代を目前に会社を突如退職した男性。
いい意味で人生を諦めた視点で見ていて、
自分の人生も悪くないな、これでいいじゃない、と
気が楽になるような感覚がありました。
印象に残っているのは、
雑誌は挫折感を味わわせるもの、
そこに載っているものを買えた暁には一時の優越感を味わい、
またそれにより他者に挫折感を味わわせる、みたいなことが書いてあって
「なるほどな~そういう視点もあるのか~」と思いました。
私が読むのは女性のファッション雑誌だけど、
服も数万円するもので全然手が出せない。
全身コーディネートで十数万みたいな。
買える人もいるんだろうけど私はそんな富豪ではない。
商品自体は参考になんらないと思っていたところに「挫折感を味わわせる」ときたもんだから妙に納得してしまいました。
全体の感想として、
私は向上心がそんなに高くなく、充足感を大事に生きてるのですが、
このままでもいいかな、ゆるく生きていこう、と背中を押してもらった気がしました。